2026年5月6日(水・祝)、シネマハウス大塚にて映画『ガムにさよなら』の完成披露上映会を開催いたしました。 各回完全予約制でのご案内となりましたが、当日は2回公演合わせて70名を超える皆様にご来場いただき、会場は熱気と温かい拍手に包まれました。スクリーンを通して皆様と感情を共有できたこの日は、チームにとって忘れられない1日となりました。足を運んでくださった皆様、本当にありがとうございました!
今回の特集記事では、大盛り上がりとなったトークショーでの裏話や本作の制作秘話、そして「映像制作チームI2Uの今後の体制」という重要なご報告をお届けします。
🎬 意外な裏話も!キャスト&スタッフが語るトークショー
上映後には、キャストと制作陣が登壇し、今だから言える撮影時の裏話や作品への思いを語り合いました。
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中澤龍(主演) 「撮影中は暗く悲しんでいるシーンが多い印象でしたが、実際に完成した映像を観てみると、意外と楽しいシーンもたくさんあって自分でもびっくりしました!」と、完成後の率直な驚きをコメント。また、今回の役作りのために「コーヒー」について猛勉強し、徹底的にこだわって本番に挑んだというエピソードも明かしてくれました。
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田村佳瑛(主演・長谷川沙耶 役) 物語の鍵を握るほろ苦いキャラクター・沙耶を演じた田村さん。「キャリアを優先して頑張りたいという彼女の気持ちにはすごく共感できました」と語る一方で、「ただ、彼女自身少し吹っ切りすぎな部分もあるのかな?と思いながら向き合っていました」と、複雑な心情を持つキャラクターへの深い解釈を語ってくれました。
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伊豫冬馬(脚本) 学生主体のチームでありながら、今作では「社会人」のリアルな感情を描き出した本作。脚本執筆にあたり、「実際に社会人として働いている方々に色々なインタビューを行い、解像度を上げていきました」と、地に足のついた物語作りのプロセスを明かしました。
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荒木祥(監督) 「今回の作品では、美術とシネマトグラフィ(撮影)を通して『感情をどう描くか』に特に力を入れました」と映像面のこだわりを熱弁。「音楽との相性にも気を配り、観客の皆さんの心に感情の波を作れるように頑張りました。今日こうして皆さんに観てもらえて本当に良かったです」と、無事に公開を迎えられた喜びを語りました。
🎵 挿入歌アーティスト「aug.1020」様もご来場!
さらに当日は、本作を音楽で彩ってくださったアーティストのaug.1020(オーグ・テントゥエンティ)様にも会場へお越しいただきました! 物語の後半で流れる主題歌『世界がそれを愛と呼ばなくても』は、お客様からも大好評。実はこのコラボレーションは、昨年の夏、監督の荒木が下北沢のライブハウスで彼らの楽曲に一目惚れし、その場で熱烈なオファーをしたことから実現しました。 映画の世界観を何倍にも広げてくれたaug.1020さんの素晴らしい楽曲は、ぜひ下記のリンクからチェックしてみてください! 🔗 aug.1020 Official Links:https://lit.link/en/aug1020
怒涛のスケジュールと「SF設定」の壁を越えた、4年間の集大成
『ガムにさよなら』のプロジェクトが始動したのは2025年4月。そこから7月にキャストオーディションを実施し、8月の綿密な稽古を経て、9月に撮影本番を迎えるという、非常にタイトでバタバタとしたスケジュールの中で制作が進められました。
制作過程で特に難航したのが「SF設定の認識のすり合わせ」です。日常と非日常が交差する本作特有の世界観を映像に落とし込むため、監督の荒木と脚本の伊豫の間で何度も議論が交わされました。 毎回少しずつ制作手法や脚本作りで試行錯誤を繰り返し、ノウハウを蓄積してきたI2U。本作は、初期から苦楽を共にしてきたメンバーの協力と、これまでの4年間の学びがすべて詰まった「I2Uのひとつの集大成」と呼べる作品に仕上がりました。
【📖 脚本・伊豫冬馬の初出版書籍も登場!】 上映会の会場では、本作の脚本を務めた伊豫冬馬にとって自身初となる書籍の販売も行われました!社会人のリアルな感情とSF要素を絶妙に織り交ぜた本作の根幹を担う伊豫の、作家としての新たな挑戦です。詳細は以下のリンクからぜひご覧ください。 🔗 出版に関するお知らせ(note) 🔗 作品への思い・詳細(note)
【重要】I2Uの今後について(代表・監督:荒木より)
最後に、I2Uという団体の今後について、代表の荒木から皆様へ大切なご報告です。
数人のメンバーが社会人となったことで、これまでのように学生サークルとしてフルコミットすること、そして後輩へ引き継ぐことが難しくなりました。しかし、I2Uは単なる「学生の遊び場」ではありませんでした。 前作『干潟の空に出会って』では佐賀で多くの方々を巻き込み、『口紅を塗らない』『ちぎれぐもに手を伸ばせ!』、そして今回の『ガムにさよなら』と、本気で役者の道を歩む多くの方々が希望を持って参加してくれた場所です。もし団体がなくなれば、これらの過去作品をこれから多くの方に見てもらう機会が減り、関わってくれた皆さんの熱意が報われないのではないか。何より、メンバーたちは「これからも自主制作を続けたい」という強い思いがあります。
そこで、I2Uは「学生サークル」から「プロジェクトごとに立ち上がる映像制作チーム」へと進化します。
💡 I2Uの今後の体制と展開
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『ガムにさよなら』の今後: 本作はこれからプロによる「整音(音声の最終調整)」を行い、さらにクオリティを上げた完全版として国内外の映画祭へ出品していきます!
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過去作品の展開: 『干潟の空に出会って』をはじめとする過去の作品群も、定期的なSNS発信などを通じてさらに多くの方に届けていきます。
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プロジェクト型チームへの移行: 定例会議や新歓を行う常設サークルとしての活動は終了しますが、今後映画やMVを制作する際、またはメンバーの誰かが「自分の作品を撮りたい!」と思った時に、これまでの制作実績と信頼を持つ「I2U」という名前や機材を自由に活用できるプラットフォームとして団体を残します。参加希望者はいつでも大歓迎です。
これまでの4年間、I2Uの活動を支え、関わってくださったすべての皆様に心より感謝申し上げます。 新体制となる「映像制作チーム I2U」、そして映画祭へ向けてさらに飛躍する『ガムにさよなら』を、今後ともどうぞよろしくお願いいたします!
